正答2
解説
正解は2です。
変性疾患や認知症には、それぞれ特徴的な症状があります。
選択肢の症状は、いずれも別の疾患の特徴と入れ替えられています。
【選択肢別解説】
1:× Alzheimer型認知症では、記憶障害が中心で、初期からパーキンソニズムがみられることは少ないです。
パーキンソニズムが目立つのはLewy小体型認知症です。
2:○ 血管性認知症では、わずかなきっかけで泣いたり笑ったりする情動失禁(感情失禁)がよくみられます。
両側の皮質下や前頭葉の病変による感情の抑制障害です。
3:× 他人の手徴候(自分の手が意思に反して勝手に動く症状)は、大脳皮質基底核変性症の特徴です。
進行性核上性麻痺は垂直方向の眼球運動障害と易転倒性が特徴です。
4:× 幻視はLewy小体型認知症の中核症状です。
大脳皮質基底核変性症の特徴は、左右差のある固縮や失行、他人の手徴候です。
5:× Lewy小体型認知症の特徴は、認知機能の変動、具体的な幻視、パーキンソニズム、レム睡眠行動障害です。
アテトーゼはみられません。
【ポイント】
Lewy小体型認知症は「幻視・パーキンソニズム・認知機能の変動」、血管性認知症は「階段状の悪化・まだら認知症・情動失禁」と整理します。