正答3
解説
正解は3です。
睡眠日誌(睡眠表)は、毎日の就寝・起床の時刻や昼寝などを記録し、数週間の睡眠・覚醒のリズムを目で見て分かるようにするものです。
体内時計のずれによる疾患の診断に最も役立ちます。
【選択肢別解説】
1:× 原発性不眠症でも睡眠日誌は参考になりますが、診断の中心は寝つけない・途中で目が覚めるなどの訴えと日中の支障の聴取です。
睡眠のリズムのずれを確認する疾患ではありません。
2:× ナルコレプシーは、日中の強い眠気や情動脱力発作が特徴です。
診断には睡眠ポリグラフ検査と反復睡眠潜時検査(MSLT)が用いられます。
3:○ 睡眠相後退症候群は、体内時計が遅れて、寝つく時刻と起きる時刻が通常より大きく後ろにずれる概日リズム睡眠障害です。
睡眠日誌で毎日の睡眠時間帯が遅い時刻に固定していることを確認でき、診断に最も有用です。
4:× レム睡眠行動障害は、夢の内容に合わせて睡眠中に大声を出したり手足を動かしたりする疾患です。
筋活動の低下しないレム睡眠を睡眠ポリグラフ検査で確認して診断します。
5:× 閉塞性睡眠時無呼吸障害は、睡眠中に上気道が塞がって呼吸が止まる疾患です。
診断には睡眠ポリグラフ検査や簡易検査で呼吸の状態を調べます。
【ポイント】
睡眠リズムのずれ(概日リズム睡眠障害)は睡眠日誌で、睡眠中の異常な現象(無呼吸、異常行動、過眠)は睡眠ポリグラフ検査で調べると区別します。