正答3
解説
正解は3です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った理学療法)です。
座位では頭部と視線が右へ向き、左側への注意が向いていません。
線分二等分試験では印が中点より右に付き、線分抹消試験では右側の線だけに印が付いて左側の線が残っています。
以上から左半側空間無視と判断できます。
【選択肢別解説】
1:× 視覚探索課題は左側へ視線を向ける練習で、半側空間無視の代表的な治療です。
適切な理学療法です。
2:× 左側の後頸部筋に振動刺激を加えると、身体の正中の感覚が左へずれ、左側への注意が向きやすくなります。
無視の軽減に用いられる適切な方法です。
3:○ 左半側空間無視ではかけ忘れやすいのは左側のブレーキです。
延長すべきなのは無視側である左側のブレーキレバーで、右側を延長しても問題は解決しないため誤りです。
4:× 視野を右へずらすプリズム眼鏡をかけて到達動作を繰り返すと、外した後に動作が左へ補正される後効果が生じます。
無視の改善に用いられる適切な方法です。
5:× 車椅子駆動時に左側へ注意を促す指導は、左側の障害物への衝突を防ぐ適切な方法です。
【ポイント】
左半側空間無視への介入には、視覚探索練習、プリズム適応、頸部振動刺激、環境調整などがあります。
環境調整では、無視側のブレーキレバーを延長し、目印を付けて気づきやすくします。