正答3
解説
正解は3です。
関節の脱臼の方向は、関節の構造と外力が加わる向きで決まります。
各関節で最も多い脱臼の方向を覚えておく必要があります。
【選択肢別解説】
1:× 胸鎖関節の脱臼は前方脱臼が多くみられます。
後方脱臼はまれですが、気管や大血管を圧迫する危険があります。
2:× 肩関節の脱臼は前方(前下方)脱臼が大部分を占めます。
後方脱臼はまれで、てんかん発作や感電などで起こります。
3:○ 肘関節の脱臼は後方脱臼が最も多くみられます。
手をついて転倒したときに肘が過伸展し、前腕の骨が後方へずれます。
4:× 股関節の外傷性脱臼は後方脱臼が最も多くみられます。
交通事故で膝をダッシュボードに打ちつけたときに起こりやすくなります。
5:× 足関節の脱臼は単独ではまれで、多くは果部骨折を伴う脱臼骨折です。
前方脱臼が多いわけではありません。
【ポイント】
肩は前方、肘は後方、股は後方と覚えます。
股関節の後方脱臼では坐骨神経麻痺、肩関節の前方脱臼では腋窩神経麻痺に注意します。