正解を2つ選んでください。
正答3・5
解説
正解は3と5です。
在胎30週の早産児は筋緊張が低く、重力に抗して屈曲姿勢を保てません。
図では、頭部は横を向いてマットに平たくつき、体幹も伸びたまま床に押しつけられています。
上肢は肩関節を外転して肘を曲げ、体の横に平たく置かれており、肩甲帯は後退しています。
下肢は股関節を大きく外転・外旋し、膝を曲げて床に平たく広がった、いわゆる蛙肢位です。
ポジショニングでは、子宮内のような屈曲位と正中位指向を保つ姿勢を整えます。
【選択肢別解説】
1:× 頭部伸展位は、図に既にみられる伸展優位の姿勢を助長します。
頭部は軽度屈曲位から中間位に保ちます。
2:× 体幹伸展位も伸展パターンを強めてしまいます。
タオルなどで体を包み込み、体幹を軽度屈曲位に保ちます。
3:○ 肩甲帯を前方突出位にすると上肢が体の前に集まり、手を口元や正中へ運びやすくなります。
図の肩甲帯後退を修正する目的で適切です。
4:× 肩関節外転位は図の肩甲帯後退と上肢の外への広がりを助長します。
上肢は内転させて体の正中に近づけます。
5:○ 股関節を内外転中間位に保つと、図の蛙肢位(股関節の過度の外転・外旋)を防げます。
将来の股関節外転拘縮や歩行時のアライメント不良の予防になります。
【ポイント】
新生児集中治療室(NICU)の早産児のポジショニングは「屈曲・正中位・包み込み(ネスティング)」が原則です。
伸展・肩甲帯後退・蛙肢位を修正することを意識します。