正答1・2・3
解説
本問は採点除外(公式で1・2・3のうちどの2つを選んでも正解とされた問題)です。
小網は、肝臓と、胃の小弯および十二指腸の上部とを結ぶ腹膜のひだです。
2つ選ぶ設問ですが、胃・肝臓・十二指腸の3つがいずれも小網でつながる臓器です。
そのため厚生労働省は、3つの選択肢が正解であるとして、1と2、1と3、2と3の3通りの解答を正解として扱いました。
【選択肢別解説】
1:○ 胃は小弯で小網とつながります。
肝臓と胃を結ぶ部分を肝胃間膜といいます。
2:○ 肝臓は小網の起点となる臓器です。
肝門の付近から、小網が胃と十二指腸へ伸びています。
3:○ 十二指腸の上部は、肝十二指腸間膜で肝臓とつながります。
肝十二指腸間膜の中には、総胆管・固有肝動脈・門脈が通ります。
4:× 腎臓は後腹膜臓器で、腹膜のひだである小網とはつながりません。
5:× 膵臓も大部分が後腹膜にある臓器で、小網とはつながりません。
【ポイント】
小網は「肝臓と、胃の小弯・十二指腸上部」、大網は「胃の大弯から垂れ下がって横行結腸へ」と区別します。
肝十二指腸間膜の自由縁の後ろには網嚢孔(Winslow孔)があり、網嚢への入り口になっています。