正答4
解説
正解は4です。
ASIA(アメリカ脊髄損傷協会)の評価法(ISNCSCI)は、脊髄損傷の神経学的な損傷高位と重症度を判定する国際基準です。
左右の主要筋の筋力、主要な感覚点の触覚と痛覚、肛門の感覚と随意収縮を評価します。
【選択肢別解説】
1:× 意識レベルは、Japan Coma ScaleやGlasgow Coma Scaleなどで評価します。
ASIAの評価対象ではありません。
2:× 運動失調は、小脳や深部感覚の障害による協調運動の障害で、SARAなどで評価します。
ASIAの評価対象ではありません。
3:× 眼球運動は脳神経の評価で、脊髄損傷を評価するASIAの対象ではありません。
4:○ 肛門周囲(S4-5)の感覚と深部肛門圧覚、肛門の随意収縮は、完全損傷か不全損傷かを決める重要な項目です。
仙髄機能の残存(sacral sparing)を確認します。
5:× 深部腱反射は神経学的診察で確認しますが、ASIAの評価項目には含まれません。
【ポイント】
ASIA機能障害尺度(AIS)では、最下位の仙髄(S4-5)に運動・感覚機能が全く残っていなければ完全損傷(A)と判定します。
そのため、肛門の感覚と随意収縮の評価が欠かせません。