正答2
解説
正解は2です。
Down症候群では全身の筋緊張が低下し、関節も過度に柔らかくなります。
そのため重力に逆らえず、四肢が床に投げ出されたような姿勢をとります。
【選択肢別解説】
1:× 背臥位で顔を向けた側の上下肢が伸び、反対側の上肢が屈曲しています。
これは非対称性緊張性頸反射(ATNR)の影響を受けた姿勢です。
2:○ 背臥位で股関節が外転・外旋し、両下肢が床に開いて付いています。
上肢も肩外転・肘屈曲で床に置かれており、低緊張児に特徴的な蛙様肢位です。
3:× 腹臥位で一側の上肢を前に伸ばし、一側の下肢を曲げて床を押す姿勢です。
これは腹這い(ずり這い)移動の場面で、低緊張の特徴的な姿勢ではありません。
4:× 腹臥位で両肘を伸ばして手で上体を支え、頭を挙げています。
これは生後6か月ごろの正常発達でみられる on hands の姿勢です。
5:× 体幹をねじり、四肢を非対称に投げ出した姿勢です。
左右対称に四肢が開く低緊張の蛙様肢位とは異なり、筋緊張が変動するアテトーゼ型脳性麻痺などでみられやすい姿勢です。
【ポイント】
Down症候群の運動面の特徴は、筋緊張低下・関節弛緩性・運動発達の遅れです。
股関節の外転・外旋が目立つ蛙様肢位は、低緊張児の代表的な姿勢として覚えましょう。