16 歳の女子。
バスケットボールの試合中に受傷した。
同日病院を受診し、左足関節外側靱帯損傷と診断され、理学療法を行う方針となった。
急性期の対応で正しいのはどれか。
正答1
解説
正解は1です。
足関節外側靱帯損傷の急性期には、損傷部の出血と腫脹を抑えることを優先します。
安静・冷却・圧迫・挙上を組み合わせたRICE処置が基本です。
【選択肢別解説】
1:○ 受傷直後は装具やテーピングで固定し、損傷した靱帯を安静に保ちます。
靱帯が引き伸ばされるのを防ぎ、出血と腫脹の拡大を抑えます。
2:× 受傷当日から積極的に可動域練習を行うと、損傷部に再び負荷がかかります。
可動域練習は炎症が落ち着いてから、痛みのない範囲で始めます。
3:× 入浴などで温めると血流が増え、出血や腫脹が悪化します。
急性期は温めるのではなく冷やします。
4:× 鎮痛薬で痛みを抑えて試合に出ると、損傷が悪化します。
再受傷や慢性的な足関節不安定症の原因にもなります。
5:× 氷水で冷やし続けると凍傷や神経障害を起こすおそれがあります。
冷却は1回15〜20分程度を目安に、間隔をあけて繰り返します。
【ポイント】
RICEはRest(安静)、Ice(冷却)、Compression(圧迫)、Elevation(挙上)の頭文字です。
外側靱帯損傷は再発しやすく、回復期の固有感覚練習と筋力強化も重要です。