正答5
解説
正解は5です。
広範囲の熱傷では、受傷直後から毛細血管の透過性が高まります。
血漿成分が血管外へ漏れ出すため、受傷後早期にどの変化が起こるかを考えます。
【選択肢別解説】
1:× 集中治療室獲得性筋力低下(ICU-AW)は、重症疾患の治療中に数日から数週かけて起こります。
受傷後12時間以内には生じません。
2:× 骨化性筋炎(異所性骨化)は、受傷後数週から数か月で生じる合併症です。
3:× 肥厚性瘢痕は、創が上皮化したあと数週から数か月かけて形成されます。
4:× 関節拘縮は、瘢痕の収縮や不動が続いて徐々に生じます。
受傷後12時間以内に起こる変化ではありません。
5:○ 受傷直後から血管透過性が高まり、血漿が組織間へ漏れて浮腫が急速に進みます。
循環血液量が減って熱傷ショックを起こすこともあります。
【ポイント】
熱傷の急性期は浮腫と循環血液量減少への対応、回復期は瘢痕と拘縮の予防が課題です。
受傷早期から良肢位保持を行い、拘縮を防ぎます。