正答5
解説
正解は5です。
腰痛などの労働災害を予防するには、腰部への負担が少ない作業姿勢を指導します。
原則は、体幹を深く前屈しないこと、作業対象を体に近づけること、低い位置の作業では膝を曲げて腰を落とすことです。
【選択肢別解説】
1:× 1は、折りたたみ椅子に浅く腰かけ、背もたれに寄りかかって骨盤が後傾した座位です。
腰椎が後弯して椎間板への負担が大きくなるため、適切ではありません。
2:× 2は、膝を伸ばしたまま体幹を前屈し、机の奥にある物へ腕を伸ばしています。
物が体から遠く、腰部に大きな前屈モーメントがかかります。
3:× 3は、棚から離れた位置で両腕を前方へ伸ばし、肩の高さの物を扱っています。
物が体から離れており、肩と腰に負担がかかる姿勢です。
4:× 4は、膝を伸ばしたまま体幹を深く前屈し、床の箱を持ち上げようとしています。
腰痛を起こしやすい典型的な不良姿勢です。
5:○ 5は、片膝をついて腰を落とし、体幹をほぼ起こした状態で低い位置の引き出しに体を近づけて作業しています。
体幹の前屈が少なく、腰部への負担が小さい適切な姿勢です。
【ポイント】
重量物や低い位置の作業では「膝を曲げて腰を落とす」「物を体に近づける」「体幹をひねらない」が基本です。
膝を伸ばしたままの前屈は、腰痛予防の指導で真っ先に避けるべき姿勢です。