正答1・5
解説
本問は採点除外(公式で1と5のどちらも正解とされた問題)です。
本試験では、1つを選ぶ問題として出題されました。
厚生労働省は「複数の正解があるため」として、1と5のどちらを選んでも正解として採点しました。
肩甲背神経は、腕神経叢の根部(主に第5頸神経)から出る枝です。
中斜角筋を貫いて肩甲骨の内側縁に沿って下行し、肩甲挙筋と菱形筋を支配します。
【選択肢別解説】
1:○ 肩甲挙筋は肩甲背神経に支配されます。
頸神経叢からの枝も受けますが、肩甲背神経の支配筋として扱われます。
2:× 鎖骨下筋は、腕神経叢の上神経幹から出る鎖骨下筋神経に支配されます。
肩甲背神経の支配ではありません。
3:× 前鋸筋は、長胸神経に支配されます。
長胸神経が麻痺すると、肩甲骨の内側縁が浮き上がる翼状肩甲が生じます。
4:× 僧帽筋は、脳神経である副神経と、頸神経叢の枝に支配されます。
肩甲背神経の支配ではありません。
5:○ 菱形筋(大菱形筋・小菱形筋)は、肩甲背神経に支配されます。
肩甲骨を内転・挙上させる筋です。
【ポイント】
肩甲骨周囲筋の支配神経は「肩甲挙筋・菱形筋=肩甲背神経」「前鋸筋=長胸神経」「僧帽筋=副神経」「棘上筋・棘下筋=肩甲上神経」と整理しましょう。