右上肢を右外側より見た図(別冊No. 6)を別に示す。
腕橈骨筋のすぐ尺側で矢印部を走行する筋はどれか。
正答4
解説
正解は4です。
写真は、肘を約90度に曲げた右上肢を外側から見たものです。
肘の外側から前腕の近位部にかけて、腕橈骨筋がつくる膨らみと、そのすぐ後方(尺側)に並ぶ筋の膨らみがみえ、2つの青い三角形の矢印がこの部分を指しています。
前腕の外側を橈側から尺側へ順にみると、腕橈骨筋、長橈側手根伸筋、短橈側手根伸筋、総指伸筋、小指伸筋、尺側手根伸筋の順に並びます。
【選択肢別解説】
1:× 示指伸筋は前腕の深層にあり、前腕の遠位部で起始します。
肘の近くの体表で腕橈骨筋に接してみえる筋ではありません。
2:× 小指伸筋は、前腕の後面で総指伸筋のさらに尺側を走行します。
腕橈骨筋のすぐ尺側ではありません。
3:× 総指伸筋は、短橈側手根伸筋のさらに尺側にあり、前腕後面の中央を走行します。
腕橈骨筋とは接していません。
4:○ 長橈側手根伸筋は、上腕骨外側上顆の上方の外側顆上稜から起始します。
腕橈骨筋のすぐ尺側に沿って前腕の外側を走行し、矢印の部分に一致します。
5:× 長母指伸筋は前腕の深層にあり、前腕の中央付近で尺骨と骨間膜から起始します。
肘の近くの体表ではみえません。
【ポイント】
前腕の伸筋群の表層は、橈側から「腕橈骨筋、長橈側手根伸筋、短橈側手根伸筋、総指伸筋、小指伸筋、尺側手根伸筋」の順に並びます。
深層には回外筋、長母指外転筋、短母指伸筋、長母指伸筋、示指伸筋があります。