正解を2つ選んでください。
正答1・4
解説
正解は1と4です。
幻肢痛は、切断して失われた四肢がまだあるように感じ、その部分に痛みを感じる現象です。
脳の身体表象のずれが関わると考えられ、視覚的な手がかりや早期の義肢使用で軽減が期待されます。
【選択肢別解説】
1:○ ミラーセラピーは鏡に健側肢を映し、失った肢が動いているように見せる方法です。
脳の身体像を修正し、幻肢痛を軽減する効果が報告されています。
2:× 経皮的電気刺激法(TENS)は幻肢痛に禁忌ではありません。
断端や健側に用いて痛みを和らげる治療法の一つです。
3:× 義肢装着練習は幻肢痛を増悪させるとはいえません。
義肢を使って身体像が補われることで、むしろ軽減することが多いです。
4:○ 痛む部位をイラストに描かせると、本人の感じている幻肢の位置や痛みの性質を把握できます。
評価と経過の確認に役立ちます。
5:× 幻肢痛は神経障害性疼痛の性質をもつため、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)は効果が乏しいです。
プレガバリンなどの神経障害性疼痛治療薬が優先されます。
【ポイント】
幻肢(痛みのない幻の感覚)は多くの切断者にみられ、幻肢痛とは区別します。
幻肢痛には、ミラーセラピー、TENS、早期の義肢装着、薬物療法を組み合わせて対応します。