正答4
解説
正解は4です。
骨格筋の張力は、筋の長さと収縮速度によって変わります。
長さと張力の関係、力と速度の関係、収縮様式による違いを整理して判断する問題です。
【選択肢別解説】
1:× 全張力と静止張力の和ではありません。
全張力は活動張力と静止張力の和で、活動張力は全張力から静止張力を引いたものです。
2:× 活動張力は筋が長いほど大きくなるわけではありません。
アクチンとミオシンの重なりが最適な長さで最大となり、それより長くても短くても小さくなります。
3:× 求心性運動では速度が速いほど発揮できる最大筋張力は小さくなります。
速く縮むほど、結合できる架橋が少なくなるためです。
4:○ 力と速度の関係から、筋が短縮する速度は負荷が小さいほど速くなります。
負荷が0のときに短縮速度は最大になります。
5:× 求心性運動より遠心性運動の方が大きな筋張力を発揮できます。
筋張力は遠心性、等尺性、求心性の順に大きくなります。
【ポイント】
力と速度の関係(Hillの関係)は、短縮速度が増すほど張力が小さくなる双曲線で表されます。
遠心性収縮は大きな力を出せる一方、筋損傷や遅発性筋痛を起こしやすい点にも注意します。