正答3
解説
正解は3です。
振戦せん妄は、長期の大量飲酒者が飲酒をやめたときに起こるアルコール離脱症状のうち、最も重い病態です。
意識障害、幻視、粗大な振戦、発汗や頻脈などの自律神経症状が現れます。
【選択肢別解説】
1:× 生命への危険性は低くありません。
脱水や電解質異常、自律神経の過活動により、治療しなければ死亡することもあります。
2:× 羽ばたき振戦は、肝性脳症などの代謝性脳症でみられる所見です。
振戦せん妄でみられるのは粗大な振戦です。
3:○ 振戦せん妄の治療にはベンゾジアゼピン系薬を使用します。
アルコールと同様の作用をもち、離脱症状を和らげます。
4:× 飲酒停止後24時間以内に多いのは手指の振戦や発汗などの早期離脱症状です。
振戦せん妄は飲酒停止後2〜3日ころに多くみられます。
5:× 振戦せん妄はアルコール血中濃度の上昇ではなく、低下に伴って生じる離脱症状です。
【ポイント】
アルコール離脱では、早期に振戦・発汗・けいれん、2〜3日後に振戦せん妄が起こると時期で整理します。
小動物が見えるなどの幻視が振戦せん妄の特徴です。