正答2
解説
正解は2です。
歩行中の関節モーメントは、床反力の作用線が関節の前後どちらを通るかで決まります。
床反力が膝の後方を通ると膝を曲げようとする力が働き、それに対抗して大腿四頭筋による膝関節伸展モーメントが生じます。
【選択肢別解説】
1:× 初期接地では膝はほぼ伸展位で、床反力は膝の近くか前方を通ります。
膝関節伸展モーメントはまだ小さい時期です。
2:○ 荷重応答期では急速に体重がかかり、床反力が膝の後方を通って膝が約15度屈曲します。
大腿四頭筋が遠心性に働き、膝関節伸展モーメントが最も大きくなります。
3:× 立脚終期では床反力が膝の前方を通り、膝は伸展位に保たれます。
大腿四頭筋の働きは小さく、伸展モーメントは大きくありません。
4:× 前遊脚期では膝が屈曲し始めますが、伸展モーメントは小さく、膝の屈曲は主に受動的に起こります。
5:× 遊脚中期では足部は床から離れており、床反力は生じません。
膝関節伸展モーメントはごく小さい時期です。
【ポイント】
荷重応答期の膝の軽度屈曲は衝撃吸収に役立ち、大腿四頭筋の遠心性収縮で制御されます。
大腿四頭筋が弱いと、この時期に膝折れが起こりやすくなります。