正答3
解説
正解は3です。
立位姿勢の安定性は、支持基底面の広さ、重心の高さ、重心線と支持基底面の位置関係、床との摩擦などで決まります。
正常な立位では、重心線は耳垂、肩峰、大転子、膝関節のやや前方、外果の前方を通ります。
【選択肢別解説】
1:× 支持基底面が広いほど重心線がその範囲から外れにくく、安定します。
狭いと不安定になります。
2:× 重心の位置が低いほど安定します。
重心が高いとわずかな傾きで支持基底面から外れやすくなります。
3:○ 重心線が膝関節中心の前方を通ると、膝に伸展方向の力が働きます。
後方の関節包や靱帯で受け止められ、少ない筋活動で膝を伸展位に保てます。
4:× 床と足底の摩擦抵抗が大きいほど足が滑りにくく安定します。
摩擦が小さいと滑りやすく不安定です。
5:× 重心線が支持基底面の中心に近いほど安定します。
中心から離れて縁に近づくと不安定になります。
【ポイント】
安定性を高める条件は、支持基底面が広い、重心が低い、重心線が支持基底面の中心に近い、質量が大きい、摩擦が大きいことです。
股関節でも重心線はやや後方を通り、靱帯の緊張で伸展位が保たれます。