正答4
解説
正解は4です。
腫瘍が良性か悪性かは、細胞の形の異常(異型性)、増殖の速さ、周囲への広がり方、転移の有無などで判断します。
悪性腫瘍は周囲の組織に浸潤し、転移を起こす点が良性腫瘍との大きな違いです。
【選択肢別解説】
1:× 悪性腫瘍では細胞の増殖が盛んで、核分裂像が多くみられます。
核分裂が少ないのは良性腫瘍の特徴です。
2:× 悪性腫瘍は急速に大きくなるため血流が追いつかず、出血や壊死を起こしやすいです。
出血が稀なのは良性腫瘍です。
3:× 悪性腫瘍は発育速度が速いのが特徴です。
発育がゆっくりなのは良性腫瘍です。
4:○ 悪性腫瘍の細胞は正常細胞と形が大きく異なり、核の大小不同や核と細胞質の比率の増大などがみられます。
細胞の異型性が強いことが悪性の特徴です。
5:× 悪性腫瘍は周囲の組織に浸潤しながら広がるため、境界は不明瞭です。
境界が明瞭なのは、被膜をもち圧排性に増える良性腫瘍です。
【ポイント】
良性腫瘍は膨張性(圧排性)に発育し、転移しません。
悪性腫瘍は浸潤性に発育し、リンパ行性・血行性・播種性に転移します。