正答3
解説
正解は3です。
「明日の朝9時に会議に出る」という将来の予定を覚えておき、必要な時に思い出すのは展望記憶の働きです。
記憶は内容によって、エピソード記憶・意味記憶・手続き記憶などに分けられます。
時間の向きで、過去の出来事の記憶(回想記憶)と将来の予定の記憶(展望記憶)にも分けられます。
【選択肢別解説】
1:× 意味記憶は言葉の意味や一般的な知識の記憶です。
「日本の首都は東京」のような知識がこれに当たります。
2:× 作動記憶(ワーキングメモリ)は、情報を短時間保持しながら処理する働きです。
暗算や会話の理解などに使われ、翌朝まで予定を保つ記憶ではありません。
3:○ 展望記憶は、将来行う予定を覚えておき、適切な時点で思い出して実行する記憶です。
翌朝に会議の予定を思い出せるのはこの働きです。
4:× 手続き記憶は、自転車の乗り方などの技能や動作の手順の記憶です。
体で覚えている記憶で、予定の想起とは異なります。
5:× エピソード記憶は、いつ・どこで何をしたかという個人的な体験の記憶です。
過去の出来事の記憶であり、将来の予定の記憶ではありません。
【ポイント】
展望記憶は服薬や約束の管理に必要で、高次脳機能障害や認知症で障害されやすい記憶です。
リハビリテーションでは、手帳やアラームなどの外的補助手段で補います。