正答3
解説
正解は3です。
神経筋疾患の病態に合った理学療法を選ぶ問題です。
疲労しやすい疾患や温熱で悪化する疾患では、負荷や手段の選び方に注意が必要です。
【選択肢別解説】
1:× Böhler 体操は、脊椎圧迫骨折に対して背筋を鍛え脊柱を伸展させる体操です。
Guillain-Barré 症候群では、筋力に応じた過用にならない運動療法を行います。
2:× 筋萎縮性側索硬化症(ALS)では、過度な負荷が筋の疲労や筋力低下を進める(過用性筋力低下)おそれがあります。
重錘を付けた歩行練習のような強い負荷は避けます。
3:○ ジストニアは筋が不随意に持続収縮し、異常な姿勢や運動が生じる疾患です。
筋電図バイオフィードバックで筋活動を視覚・聴覚で確認しながら、過剰な収縮を抑える練習に用います。
4:× 重症筋無力症は筋の易疲労性が特徴で、運動を繰り返すと筋力が低下します。
漸増抵抗運動のような強い負荷の反復は避け、休憩を挟んだ低負荷の運動を行います。
5:× 多発性硬化症では、体温の上昇で症状が一時的に悪化する Uhthoff 現象がみられます。
温熱刺激を加える交代浴は避けます。
【ポイント】
「重症筋無力症は易疲労性」「多発性硬化症は温熱で悪化」「ALSは過用に注意」と、疾患ごとの禁忌を押さえます。
筋電図バイオフィードバックは筋の促通にも抑制にも使えます。