正答2・3
解説
本問は採点除外(公式で2と3のどちらも正解とされた問題)です。
この問題は1つを選ぶ形式です。
厚生労働省は「複数の正解があるため」として、2と3のどちらを選んでも正解として採点しました。
味覚は舌の部位によって伝える脳神経が異なります。
舌の前3分の2は顔面神経(鼓索神経)、後3分の1は舌咽神経、喉頭蓋周辺は迷走神経が担います。
選択肢に顔面神経がなく、舌咽神経と迷走神経の両方が味覚を伝えるため、正解が2つになりました。
【選択肢別解説】
1:× 三叉神経は舌の前3分の2の一般感覚(触覚・痛覚)を舌神経として伝えます。
味覚は伝えず、舌神経と並走する鼓索神経(顔面神経)が味覚を伝えます。
2:○ 舌咽神経は舌の後3分の1の味覚と一般感覚を伝えます。
有郭乳頭の味蕾の味覚もこの神経が担います。
3:○ 迷走神経は喉頭蓋や咽頭の一部にある味蕾からの味覚を伝えます。
範囲は狭いものの、味覚を伝える脳神経の一つです。
4:× 副神経は胸鎖乳突筋と僧帽筋を支配する運動神経です。
味覚には関与しません。
5:× 舌下神経は舌の筋(内舌筋・外舌筋)を支配する運動神経です。
舌を動かしますが、味覚は伝えません。
【ポイント】
味覚を伝える脳神経は顔面神経・舌咽神経・迷走神経の3つです。
舌の前3分の2は「感覚が三叉神経、味覚が顔面神経」と分かれる点が頻出です。