正答5
解説
正解は5です。
排便反射の中枢がある脊髄の高さを問う問題です。
直腸に便がたまると、その刺激が仙髄の排便中枢に伝わり、直腸の収縮と内肛門括約筋の弛緩が起こります。
【選択肢別解説】
1:× 第1〜3胸髄は、交感神経の中枢として心臓や上肢などを支配する高さです。
排便中枢ではありません。
2:× 第5〜7胸髄は、腹部内臓へ向かう交感神経が出る高さの一部です。
排便中枢ではありません。
3:× 第10〜12胸髄は、下腹部などへ向かう交感神経が出る高さです。
排便中枢ではありません。
4:× 第3〜5腰髄は、大腿四頭筋や前脛骨筋などの下肢の筋を支配する高さです。
排便中枢ではありません。
5:○ 排便中枢は第2〜4仙髄にあります。
骨盤内臓神経(副交感神経)で直腸を収縮させ、陰部神経で外肛門括約筋を支配します。
【ポイント】
排便中枢と排尿中枢は、ともに第2〜4仙髄にあります。
仙髄より上位の脊髄損傷では反射性の排便、仙髄の損傷では弛緩性の排便障害になります。