正答4
解説
本問は採点除外(公式で4と5のどちらも正解とされた問題)です。
厚生労働省の正答では、4と5のどちらを選んでも正解とされました。
基本チェックリストは厚生労働省が作成した25項目の質問票で、生活機能、運動器、栄養、口腔機能、閉じこもり、認知機能、うつの各領域を「はい・いいえ」で回答します。
選択肢5は、基本チェックリストが本来どの目的で作られたかという制度の経緯から、正しいと読むこともできる記述です。
【選択肢別解説】
1:× 基本チェックリストに経済状況の項目は含まれません。
生活機能や心身の状態を問う質問で構成されています。
2:× 指輪っかテスト(両手の指で輪をつくり下腿の最も太い部分を囲む簡易テスト)は含まれません。
これはサルコペニアの簡易スクリーニングとして別に用いられる方法です。
3:× 反復唾液嚥下テストは含まれません。
口腔機能は「固いものが食べにくいか」「むせるか」「口の渇きが気になるか」などの質問で評価します。
4:○ 基本チェックリストは、本人や家族が回答する自記式の質問票です。
郵送などでも実施できるため、対象者に対面しなくても評価できます。
5:○ 基本チェックリストは、2006年に始まった介護予防事業で、二次予防事業対象者(要介護状態になるおそれの高い高齢者)を選び出すために作られました。
二次予防事業は2015年度以降、介護予防・日常生活支援総合事業へ移行しましたが、本来の用途として正しいと判断されたと考えられます。
【ポイント】
基本チェックリストは25項目の質問票で、身体測定や実技テストは含みません。
25項目中8項目以上の該当でフレイル、4〜7項目でプレフレイルとする判定方法が知られています。
現在は、総合事業の「事業対象者」の判定などに用いられています。