正答1
解説
本問は採点除外(公式で1と4のどちらも正解とされた問題)です。
厚生労働省の正答では、1と4のどちらを選んでも正解とされました。
膀胱は、上前方の膀胱尖、中央の膀胱体、後下方の膀胱底、尿道へ続く膀胱頸に分けられます。
膀胱底の内面には、左右の尿管口と内尿道口を結ぶ膀胱三角があり、選択肢4も解剖学的に正しい記述です。
【選択肢別解説】
1:○ 男性の尿道は、膀胱頸から出てすぐ前立腺の中を貫きます。
この部分を尿道前立腺部と呼び、前立腺肥大症で排尿障害が起こる理由になります。
2:× 内尿道口は、膀胱尖部ではなく、膀胱の最も低い位置にある膀胱頸に開きます。
膀胱尖は膀胱の上前方の端で、正中臍索につながる部分です。
3:× 内尿道括約筋は横紋筋ではなく、平滑筋です。
自律神経の支配を受け、自分の意思で動かすことはできません。
横紋筋で随意的に締められるのは外尿道括約筋です。
4:○ 尿管は膀胱の後下方の壁を斜めに貫き、膀胱底の膀胱三角の左右の角に尿管口として開きます。
壁を斜めに貫くことで、膀胱に尿がたまったときに尿の逆流が防がれます。
5:× 膀胱の粘膜は線毛上皮ではなく、移行上皮(尿路上皮)です。
移行上皮は、膀胱の伸び縮みに合わせて細胞の層の厚さが変わります。
【ポイント】
膀胱三角は、左右の尿管口と内尿道口を頂点とする三角形の領域で、膀胱底にあります。
括約筋は「内尿道括約筋は平滑筋・不随意、外尿道括約筋は横紋筋・随意」と区別します。