正答3
解説
正解は3です。
立位姿勢の安定性は、身体重心の位置と支持基底面の広さの関係で決まります。
重心線が支持基底面の中にあり、その中心に近く、支持基底面が広いほど安定します。
【選択肢別解説】
1:× 幼児は頭部が大きく下肢が短いため、身体重心は成人より高い位置にあります。
成人の身体重心が仙骨のやや前方にあるのと比べ、幼児の重心はより頭側にあります。
2:× 安静立位時の重心線は、上前腸骨棘ではなく、大転子のやや後方を通ります。
矢状面では、乳様突起、肩峰、大転子、膝関節前部、外果の前方を通るとされます。
3:○ 支持基底面は、床と接している部分の外周を結んでできる面です。
両足で立つ場合は、両足底とその間の部分を含む面になります。
4:× Romberg肢位(両足をそろえた閉脚立位)は、開脚立位より支持基底面が狭くなります。
そのため安定性は高くなるのではなく、低くなります。
5:× 安静立位でも、身体重心は前後左右にわずかに動揺しています。
この揺れを足関節などの調節で支持基底面の中に保っています。
【ポイント】
成人の身体重心は、立位で第2仙椎のやや前方、身長の床から約55%の高さにあります。
立位の安定性は、重心が低いほど、支持基底面が広いほど高まります。