正答2
解説
本問は採点除外(公式で2と3のどちらも正解とされた問題)です。
厚生労働省の正答では、2と3のどちらを選んでも正解とされました。
ショックは、循環が保てずに全身の組織へ十分な血液が届かなくなった状態です。
多くのショックでは頻脈になりますが、脊髄損傷などによる神経原性ショックでは徐脈になるため、選択肢3も症状として成り立ちます。
【選択肢別解説】
1:× ショックでは、血圧は上昇ではなく低下します。
収縮期血圧が90mmHg未満、または普段より大きく下がることが目安です。
2:○ ショックでは組織の酸素不足と代謝性アシドーシスが起こり、それを補うために呼吸が速く浅くなります。
このため呼吸促迫は代表的な症状です。
3:○ 多くのショックでは代償として頻脈になります。
一方、頸髄・上位胸髄損傷による神経原性ショックでは、交感神経の働きが失われて徐脈を伴います。
4:× ショックでは腎臓への血流が減るため、尿量は多尿ではなく乏尿や無尿になります。
5:× ショックでは末梢血管が収縮するため、皮膚は紅潮ではなく蒼白になり、冷汗を伴うことが多いです。
【ポイント】
ショックの5徴候は「蒼白・虚脱・冷汗・脈拍触知不能・呼吸不全」です。
神経原性ショックは「血圧低下と徐脈、皮膚は温かい」という例外的な特徴をもつことも覚えておきます。