正答2
解説
正解は2です。
放射線療法の副作用(有害事象)は、治療中から終了後数週間に起こる急性期のものと、数か月から数年後に起こる晩期のものに分けられます。
晩期の副作用は、血管の障害や組織の線維化によって起こり、治りにくいのが特徴です。
【選択肢別解説】
1:× 結膜炎は、照射中から終了後まもなくの急性期に起こる副作用です。
2:○ 骨壊死は、照射部位の血流障害によって、治療後数か月から数年たって起こる晩期の副作用です。
顎骨壊死や大腿骨頭壊死などがあり、病的骨折の原因にもなります。
3:× 脱毛は、頭部への照射中から起こる急性期の副作用です。
多くは照射終了後に回復します。
4:× 脳浮腫は、脳への照射中から終了後まもなくに起こる急性期の副作用です。
頭痛や吐き気の原因になり、ステロイドで治療します。
5:× 放射線宿酔は、照射の開始直後から数日以内に起こる急性期の副作用です。
倦怠感、食欲不振、吐き気など、二日酔いのような症状がみられます。
【ポイント】
晩期の副作用には、骨壊死のほか、皮膚や皮下組織の線維化、肺線維症、リンパ浮腫、二次がんなどがあります。
照射部位の骨は病的骨折を起こしやすいため、理学療法では負荷のかけ方に注意します。