正答4
解説
正解は4です。
Ⅲ型高脂血症は家族性Ⅲ型高脂血症とも呼ばれます。
多くはアポリポ蛋白E2のホモ接合体を背景とし、レムナントの代謝が遅れてIDL(β-VLDL)が増加します。
【選択肢別解説】
1:× 膵炎の原因となるのは、トリグリセライドが著しく高くなるⅠ型やⅤ型です。
Ⅲ型の主な合併症は動脈硬化性疾患です。
2:× アキレス腱黄色腫はⅡ型、特に家族性高コレステロール血症に特徴的です。
Ⅲ型では手掌線状黄色腫や結節性黄色腫が特徴です。
3:× Ⅲ型ではレムナントが増え、冠動脈疾患や末梢動脈疾患を起こしやすくなります。
動脈硬化の原因となります。
4:○ IDLはコレステロールとトリグリセライドを両方含むリポ蛋白です。
Ⅲ型ではこれが増えるため、コレステロールとトリグリセライドがともに増加します。
5:× アポリポ蛋白C2の異常(欠損)はリポ蛋白リパーゼが働かなくなる病態で、Ⅰ型の原因です。
Ⅲ型の原因はアポリポ蛋白Eの異常です。
【ポイント】
Ⅲ型はアポE2、IDL増加、手掌線状黄色腫、電気泳動のbroad βバンドの4つをセットで覚えましょう。