正答2
解説
正解は2です。
末梢神経障害は、軸索そのものが障害される軸索変性と、髄鞘が障害される脱髄に分けられます。
神経伝導検査では、軸索変性は振幅の低下、脱髄は伝導の遅れとして現れます。
【選択肢別解説】
1:× 複合筋活動電位(CMAP)の多相化は、伝導速度にばらつきが生じる脱髄で目立つ所見です。
軸索変性の特徴ではありません。
2:○ 軸索変性では、興奮を伝える神経線維の数そのものが減ります。
そのため反応する筋線維が減り、CMAPの振幅が低下します。
3:× 持続時間の延長は、各線維の伝導速度がばらつく時間的分散によって起こります。
これは脱髄の特徴です。
4:× 伝導速度の低下は、髄鞘が障害されて跳躍伝導が損なわれる脱髄の特徴です。
軸索変性では、残った線維の伝導速度は比較的保たれます。
5:× 被刺激閾値の上昇は、軸索変性に特徴的な所見とはいえません。
軸索変性で評価の中心になるのは振幅です。
【ポイント】
軸索変性は振幅低下、脱髄は伝導速度低下・遠位潜時延長・時間的分散・伝導ブロックと対比して覚えましょう。