正答3
解説
正解は3です。
大腸癌は、日本で罹患数が多い癌の一つです。
多くは腺腫を経て癌になると考えられ、組織型は高分化から中分化の管状腺癌が大部分を占めます。
【選択肢別解説】
1:× 大腸癌の大部分は高分化から中分化の管状腺癌です。
低分化腺癌は少数です。
2:× 大腸癌の好発部位は直腸とS状結腸です。
上行結腸は好発部位ではありません。
3:○ 家族性大腸腺腫症は、APC遺伝子の変異によって大腸に多数の腺腫ができる遺伝性疾患です。
放置するとほぼ全例に大腸癌が発生するため、大腸癌の好発病態です。
4:× 小腸癌はまれな癌です。
大腸癌の発生頻度は小腸癌よりはるかに高いです。
5:× Borrmann分類は胃の進行癌の肉眼型分類です。
大腸の早期癌は0型(表在型)として、隆起型や表面型に細かく分類します。
【ポイント】
遺伝性の大腸癌には、APC遺伝子による家族性大腸腺腫症と、ミスマッチ修復遺伝子によるLynch症候群があります。
大腸癌の腫瘍マーカーはCEAとCA19-9が代表です。