正答4
解説
正解は4です。
図の左側には、核膜に沿って濃い異染色質が集まった大きな核が写っています。
矢印は、核の右側にある細長い楕円形の小器官を指しています。
この小器官は膜で囲まれ、内部には内膜が折れ込んだ横向きのひだ(クリステ)が並んでいます。
これはミトコンドリアの特徴です。
【選択肢別解説】
1:× 核は、図の左側に写る大きな円形の構造です。
矢印が指す小さな楕円形の構造ではありません。
2:× 核小体は核の内部にある、電子密度の高い塊状の構造です。
矢印は核の外の細胞質を指しています。
3:× 滑面小胞体は、リボソームが付着していない細い管や小胞の網目です。
クリステをもつ楕円形の構造ではありません。
4:○ ミトコンドリアは外膜と内膜の二重膜で囲まれ、内膜がひだ状のクリステをつくります。
矢印の構造の形と内部構造はこれに一致します。
5:× ゴルジ装置は、扁平な袋(槽)が何層にも重なり、周囲に小胞を伴う構造です。
矢印の構造とは形が異なります。
【ポイント】
膵臓の腺房細胞は、粗面小胞体、ゴルジ装置、チモーゲン顆粒が発達した細胞です。
電子顕微鏡写真では、クリステの有無でミトコンドリアを見分けましょう。