正答1
解説
正解は1です。
ビタミンKは、肝臓で凝固因子Ⅱ、Ⅶ、Ⅸ、Ⅹをつくる際のγ-カルボキシル化に必要です。
ビタミンKが欠乏すると、これらの因子が働かない形で血中に出て、凝固時間が延長します。
【選択肢別解説】
1:○ プロトロンビン時間(PT)は第Ⅶ因子を含む外因系の凝固因子を反映します。
半減期の短い第Ⅶ因子が早く低下するため、PTが延長します。
2:× ビタミンKは血小板の産生に関係しません。
血小板数は減少しません。
3:× 出血時間は、血小板の数と機能、血管の状態を反映します。
ビタミンK欠乏では出血時間は延長しません。
4:× Dダイマーは、フィブリンが分解されたときに生じる物質です。
DICや血栓症で上昇し、ビタミンK欠乏の所見ではありません。
5:× フィブリノゲンの合成にビタミンKは不要です。
ビタミンK欠乏ではフィブリノゲンは低下しません。
【ポイント】
ビタミンK欠乏ではPTとAPTTがともに延長し、PIVKA-Ⅱが増加します。
新生児メレナや、抗菌薬の長期投与、ワルファリン内服時に問題になります。