正答3
解説
正解は3です。
抗菌薬は作用する標的によって、細胞壁合成阻害、蛋白合成阻害、核酸合成阻害、葉酸合成阻害、細胞膜障害に分けられます。
系統ごとの作用機序を対応させる問題です。
【選択肢別解説】
1:× アミノグリコシド系は、リボソームの30Sサブユニットに結合する蛋白合成阻害薬です。
細胞質膜障害をおこす代表はポリミキシン系(コリスチン)です。
2:× グリコペプチド系(バンコマイシンなど)は、細胞壁のペプチドグリカン合成を阻害します。
核酸合成阻害ではありません。
3:○ テトラサイクリン系は、リボソームの30Sサブユニットに結合します。
アミノアシルtRNAの結合を妨げて、蛋白合成を阻害します。
4:× β-ラクタム系は、ペニシリン結合蛋白に結合して細胞壁合成を阻害します。
葉酸合成を阻害するのはサルファ剤やトリメトプリムです。
5:× キノロン系は、DNAジャイレースとトポイソメラーゼⅣを阻害します。
細胞壁合成ではなく核酸合成を阻害します。
【ポイント】
蛋白合成阻害薬は、30Sに作用するアミノグリコシド系・テトラサイクリン系と、50Sに作用するマクロライド系・クロラムフェニコールなどに分けて覚えましょう。