正答2
解説
正解は2です。
免疫寛容は、自分自身の成分に対して免疫が反応しない状態です。
これが破綻すると、自己の成分を攻撃する自己免疫疾患が起こります。
【選択肢別解説】
1:× 花粉症は、外来の抗原である花粉に対するIgEを介したⅠ型アレルギーです。
自己に対する免疫寛容の破綻ではありません。
2:○ 関節リウマチでは、リウマトイド因子や抗CCP抗体などの自己抗体が産生されます。
自己に対する免疫寛容が破綻して起こる自己免疫疾患です。
3:× 接触性皮膚炎は、金属や化学物質などの外来抗原に対するⅣ型アレルギーです。
自己に対する免疫寛容の破綻ではありません。
4:× 移植片対宿主病は、移植されたドナーのT細胞が患者の組織を他人として攻撃する反応です。
同種免疫反応であり、自己に対する免疫寛容の破綻ではありません。
5:× 血液型不適合妊娠は、母体が胎児の赤血球抗原に対して抗体をつくる同種免疫反応です。
自己に対する免疫寛容の破綻ではありません。
【ポイント】
自己免疫疾患は自己抗原、アレルギーは外来抗原、同種免疫は他人の抗原に対する反応と区別しましょう。
関節リウマチのほか、全身性エリテマトーデスや橋本病も自己免疫疾患の代表です。