正解を2つ選んでください。
正答4・5
解説
正解は4と5です。
機能的残気量〈FRC〉は、安静呼気の終わりに肺に残っている空気の量です。
このとき呼吸筋は力を出しておらず、肺と胸郭の弾性による力だけで容量が決まります。
【選択肢別解説】
1:× 気道抵抗は空気が流れるときの抵抗で、気流の速さに関係します。
安静呼気終末の静止した状態の肺容量を決める因子ではありません。
2:× 吸気筋力は深く吸い込むときの力で、最大吸気位(全肺気量)に関係します。
安静呼気位では吸気筋は働いていないので、FRCの決定因子ではありません。
3:× 呼気筋力は努力して吐き出すときの力で、残気量に関係します。
安静呼気は受動的に行われるため、呼気筋力はFRCを決めません。
4:○ 胸郭には外側へ広がろうとする拡張力があります。
この力と肺の縮もうとする力が釣り合う位置がFRCになります。
5:○ 肺には弾性線維や表面張力による、内側へ縮もうとする弾性収縮力があります。
この力が胸郭の拡張力と釣り合う点でFRCが決まります。
【ポイント】
FRCは「肺の縮む力」と「胸郭の広がる力」の釣り合いで決まります。
肺気腫では肺の弾性収縮力が落ちてFRCが増え、肺線維症では強まってFRCが減ります。