正答5
解説
正解は5です。
本問は誤っている記述を選ぶ問題なので、○を付けた肢が答え(誤った記述)です。
蛋白質の生合成は、DNAの情報をmRNAに写し取る転写と、mRNAの情報からアミノ酸を並べる翻訳の2段階で進みます。
それぞれの場所と、働く酵素を正しく区別することが大切です。
【選択肢別解説】
1:× 真核細胞ではDNAは核内にあるため、転写は核内で行われます。
正しい記述です。
2:× 翻訳は細胞質のリボソームで行われ、mRNAのコドンに対応するアミノ酸がつながれます。
正しい記述です。
3:× 遺伝子の上流にあるプロモーター領域には、転写因子が結合します。
これを足場にRNAポリメラーゼが集まり、転写が始まるので正しい記述です。
4:× アミノ酸をtRNAに結合させるアミノアシルtRNA合成酵素は、ATPのエネルギーを使います。
正しい記述です。
5:○ 転写に必要なのは、RNA依存性DNAポリメラーゼではなくDNA依存性RNAポリメラーゼです。
DNAを鋳型にしてRNAを合成するためです。
RNA依存性DNAポリメラーゼは逆転写酵素のことで、レトロウイルスなどがRNAからDNAを作るときに使います。
【ポイント】
酵素名は「何を鋳型に、何を作るか」の順で読みます。
「DNA依存性RNAポリメラーゼ=転写」「RNA依存性DNAポリメラーゼ=逆転写」と区別します。