正答4
解説
正解は4です。
血小板は活性化すると、顆粒の内容物を放出するとともに、新たにトロンボキサンA2をつくって放出します。
これらの物質は周囲の血小板を呼び寄せ、凝集を強めます。
【選択肢別解説】
1:× コラーゲンは血管壁の内皮の下にある成分です。
血管が傷ついて露出すると血小板を活性化しますが、血小板から放出される物質ではありません。
2:× エピネフリン(アドレナリン)は副腎髄質から分泌されるホルモンです。
血小板凝集を誘発しますが、血小板から放出される物質ではありません。
3:× リストセチンは抗菌薬として開発された物質で、血小板凝集能検査の惹起物質として使う試薬です。
血小板から放出されるものではありません。
4:○ トロンボキサンA2は、活性化した血小板がアラキドン酸からシクロオキシゲナーゼ経路でつくって放出します。
血小板凝集と血管収縮を強める作用があります。
5:× トロンボモジュリンは血管内皮細胞の表面にある蛋白質です。
トロンビンと結合して凝固を抑える方向に働き、血小板から放出されるものではありません。
【ポイント】
アスピリンはシクロオキシゲナーゼを阻害してトロンボキサンA2の産生を抑えるため、抗血小板薬として使われます。