正解を2つ選んでください。
正答3・5
解説
正解は3と5です。
合成基質とは、生体内にはない人工的な基質で、反応すると発色物質を放出するように設計されたものです。
日本臨床化学会〈JSCC〉勧告法では、項目によって天然基質と合成基質を使い分けています。
【選択肢別解説】
1:× クレアチンキナーゼ〈CK〉の勧告法は、天然基質のクレアチンリン酸を用います。
2:× 乳酸脱水素酵素〈LD〉の勧告法は、天然基質の乳酸を用います。
3:○ アルカリホスファターゼ〈ALP〉の勧告法は、合成基質の4-ニトロフェニルリン酸を用います。
分解で生じる黄色の4-ニトロフェノールを測定します。
4:× アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ〈AST〉の勧告法は、天然基質のアスパラギン酸と2-オキソグルタル酸を用います。
5:○ γ-グルタミルトランスフェラーゼ〈γ-GT〉の勧告法は、合成基質のL-γ-グルタミル-3-カルボキシ-4-ニトロアニリドを用います。
遊離する黄色のニトロアニリン誘導体を測定します。
【ポイント】
JSCC勧告法で合成基質を使う代表は、ALP、γ-GT、アミラーゼです。
「ニトロ化合物が出てきたら合成基質」と覚えると判断しやすくなります。