正解を2つ選んでください。
正答1・4
解説
正解は1と4です。
血清クレアチニンは筋肉で一定量つくられ、主に糸球体で濾過されて排泄されます。
そのため、糸球体濾過量(GFR)が下がると上昇し、筋肉量が減ると低下します。
【選択肢別解説】
1:○ 脱水では血清クレアチニンが上昇します。
循環血液量が減って腎血流量とGFRが低下する腎前性の変化です。
2:× 妊娠では上昇ではなく低下します。
腎血流量とGFRが増加し、循環血漿量の増加による希釈も加わるためです。
3:× 尿崩症では水分を十分に摂取できればGFRは保たれ、クレアチニンは通常上昇しません。
尿が薄く大量に出る病態で、腎機能そのものは障害されていないためです。
4:○ うっ血性心不全では血清クレアチニンが上昇します。
心拍出量の低下で腎血流量が減り、GFRが低下するためです。
5:× 筋ジストロフィでは上昇ではなく低下します。
筋肉量が減少してクレアチニンの産生が少なくなるためです。
【ポイント】
クレアチニンは腎機能だけでなく筋肉量の影響も受けます。
筋肉量の少ない人では腎機能を過大評価しやすいので、シスタチンCの併用が役立ちます。