フローボリューム曲線(別冊No. 3)を別に示す。
肺線維症はどれか。
正答3
解説
正解は3です。
別冊No.3には、A〜Eの5つのフローボリューム曲線が示されています。
縦軸は流量(L/秒)、横軸は肺気量(L)です。
肺線維症は肺が硬く膨らみにくい拘束性換気障害なので、肺活量(横幅)が小さくなるのが特徴です。
【選択肢別解説】
1:× Aは最大流量が約9 L/秒、横幅が約5 Lで、下降脚がほぼ直線の正常型です。
肺活量が保たれているので肺線維症には当てはまりません。
2:× Bは最大流量が10 L/秒を超え、横幅も4 L以上あります。
肺活量が保たれており、拘束性障害のパターンではありません。
3:○ Cは最大流量が約10 L/秒と保たれる一方、横幅が2 L未満と非常に小さい曲線です。
縦長で幅の狭いループは、肺活量が減った拘束性換気障害の典型です。
肺線維症では肺の弾性収縮力が強まるため、流量自体はむしろ保たれます。
4:× Dは最大流量が約4 L/秒と低く、頂点の後に流量が急に落ちて低い流量が長く続きます。
下降脚が下に凸となる閉塞性換気障害のパターンで、慢性閉塞性肺疾患〈COPD〉などにみられます。
5:× Eは最大流量が約1.5 L/秒と著しく低く、頂点のない平らな台形をしています。
これは上気道狭窄(固定性狭窄)のパターンで、横幅は約6 Lと保たれています。
【ポイント】
拘束性は「小さく縦長」、閉塞性は「下降脚が下に凸」、上気道狭窄は「平らな台形」と形で覚えましょう。
肺線維症は肺活量の低下と、拡散能〈DLCO〉の低下が特徴です。