正答4
解説
正解は4です。
血清の遊離脂肪酸は、主に脂肪組織の中性脂肪が分解されて血中に放出されたものです。
脂肪の分解を促すか抑えるかで、遊離脂肪酸の増減が決まります。
【選択肢別解説】
1:× 夜間は食事をとらない時間が続くため、脂肪の分解が進みます。
遊離脂肪酸は低下ではなく上昇します。
2:× 空腹時はインスリンが減り、グルカゴンが増えます。
脂肪の分解が進むため、遊離脂肪酸は上昇します。
3:× ヘパリンを静注すると、血管内皮からリポ蛋白リパーゼ〈LPL〉が放出されます。
リポ蛋白の中性脂肪が分解され、遊離脂肪酸は上昇します。
4:○ インスリン投与で遊離脂肪酸は低下します。
インスリンは脂肪組織のホルモン感受性リパーゼを抑え、中性脂肪の分解を止めます。
そのため、血中に放出される遊離脂肪酸が減ります。
5:× ステロイド(糖質コルチコイド)は脂肪の分解を促します。
遊離脂肪酸は低下ではなく上昇します。
【ポイント】
遊離脂肪酸は、インスリンで低下し、空腹・ストレス・カテコールアミン・糖質コルチコイドで上昇します。
ヘパリン採血や採血後の放置でも値が上がるため、検体の取り扱いに注意が必要です。