正解を2つ選んでください。
正答4・5
解説
正解は4と5です。
ビタミンKは、肝臓で作られる一部の蛋白をγ-カルボキシル化して、働ける形にする補因子です。
対象は、凝固因子のⅡ・Ⅶ・Ⅸ・Ⅹと、凝固を抑えるプロテインC・プロテインSです。
【選択肢別解説】
1:× 出血時間は異常になりません。
出血時間は主に血小板の数と働きを反映し、ビタミンKとは関係しません。
2:× 第Ⅻ因子活性は異常になりません。
第Ⅻ因子はビタミンK依存性の凝固因子ではないためです。
3:× フィブリノゲンは異常になりません。
フィブリノゲン(第Ⅰ因子)はビタミンKに依存せずに作られます。
4:○ プロテインC活性は低下します。
プロテインCはビタミンK依存性の凝固抑制因子です。
ビタミンKが不足すると、働くことのできるプロテインCが減ります。
5:○ プロトロンビン時間〈PT〉は延長します。
PTは外因系と共通系の因子(Ⅶ・Ⅹ・Ⅴ・Ⅱ・Ⅰ)を反映します。
ビタミンK依存性のⅦ・Ⅹ・Ⅱが減るため、PTが延長します。
特に第Ⅶ因子は半減期が短く、最初に低下するため、PTが早くから延長します。
【ポイント】
ビタミンK依存性因子は「Ⅱ・Ⅶ・Ⅸ・Ⅹ(肉・納豆と覚える)とプロテインC・S」です。
ビタミンK欠乏やワルファリン服用では、PIVKA-Ⅱ(働けない異常プロトロンビン)が増加します。