次の文を読み82、83の問いに答えよ。
間接蛍光抗体法による抗核抗体検査所見(別冊No. 13)を別に示す。
この所見の染色パターンはどれか。
正答2
解説
正解は2です。
別冊No.13は、HEp-2細胞を用いた間接蛍光抗体法の抗核抗体像です。
細胞の核が緑色に光り、細胞質はほとんど光っていません。
核の中は、細かい粒々が一面に散らばったようにざらざらと光っています。
また、核の中にある核小体の部分は光らず、黒く抜けて見えます。
この細かな顆粒状の染まり方が、斑紋型(speckled型)の特徴です。
【選択肢別解説】
1:× 均質型(homogeneous型)は、核全体がのっぺりと均一に光るパターンです。
本図のような粒々の模様はみられません。
2:○ 斑紋型です。
核の中が細かい顆粒状に光り、核小体は染まらずに抜けて見えます。
本図の所見はこのパターンに一致します。
3:× 辺縁型(peripheral型)は、核の縁(核膜)がリング状に強く光るパターンです。
本図では核の縁だけが目立つことはありません。
4:× 核小体型(nucleolar型)は、核小体だけが光るパターンです。
本図ではむしろ核小体が抜けて黒く見えるので、逆の所見です。
5:× 細胞質型は、核ではなく細胞質が光るパターンです。
本図では光っているのは核で、細胞質は暗いままです。
【ポイント】
抗核抗体の主な染色型は、均質型・斑紋型・辺縁型・核小体型・セントロメア型です。
セントロメア型は、核の中に数十個の均一な点が散らばる型で、斑紋型と区別して覚えましょう。