正答1
解説
正解は1です。
検査用の純水は、イオン交換法、逆浸透法、蒸留法などを組み合わせて作ります。
イオン交換法は、樹脂の働きで水中のイオン(陽イオン・陰イオン)を取り除く方法です。
逆浸透法は、細かい膜で水を押し出してろ過し、粒子や微生物、多くの溶質を取り除く方法です。
【選択肢別解説】
1:○ 塩素は、イオン交換法が逆浸透法より効率よく除去できます。
水中では塩化物イオンとして存在し、陰イオン交換樹脂がほぼ完全に取り除きます。
逆浸透膜ではイオンの一部が膜を通り抜けるため、除去率はイオン交換法に及びません。
2:× 細菌は、イオン交換法では除去できません。
むしろ樹脂の中で細菌が増えることがあり、逆浸透膜の方が確実に取り除けます。
3:× メタンは電荷をもたない気体なので、イオン交換樹脂には吸着されません。
脱気などの別の方法で取り除きます。
4:× 浮遊粒子は、電荷で吸着するイオン交換法では取り除けません。
逆浸透膜やフィルターでろ過して除去します。
5:× エンドトキシンは、イオン交換法では十分に除去できません。
逆浸透膜や限外ろ過膜で取り除きます。
【ポイント】
イオン交換法はイオンの除去に優れ、逆浸透法は細菌・エンドトキシン・粒子の除去に優れます。
純水の水質は比抵抗(MΩ・cm)や電気伝導率で管理し、イオンが少ないほど比抵抗が高くなります。