正答3
解説
正解は3です。
ABO血液型とRh血液型は、輸血で最も重要な2つの血液型です。
発見の歴史、抗原の性質、抗体の出方の違いを整理しておきましょう。
【選択肢別解説】
1:× ABO血液型は1950年ではなく1900年に、Landsteinerによって発見されました。
2:× ABO血液型抗原は蛋白抗原ではなく、赤血球の表面にある糖鎖抗原です。
A型とB型の違いは、糖鎖の末端に付く糖の種類によって決まります。
3:○ 日本人でRhD陰性の人は約0.5%(200人に1人)です。
欧米の白人では約15%と多く、人種によって頻度が大きく異なります。
4:× Landsteinerの法則は「自分がもたないA・B抗原に対する抗体を必ずもつ」というABO血液型の法則です。
Rh血液型では、輸血や妊娠で感作されない限り抗体は作られないため、この法則は成り立ちません。
5:× Rh系抗原の中で最も免疫原性が強いのはE抗原ではなくD抗原です。
そのためRhD陰性の人にはRhD陰性の血液を輸血します。
【ポイント】
ABO血液型の抗体は自然抗体(主にIgM)、Rh血液型の抗体は免疫抗体(主にIgG)です。
IgGの抗D抗体は胎盤を通過するため、新生児溶血性疾患の原因となります。