正答5
解説
正解は5です。
HLA(ヒト白血球抗原)は、自分の細胞の目印として働く分子です。
クラスⅠ抗原(HLA-A・B・C)は赤血球以外のほとんどの有核細胞にあります。
クラスⅡ抗原(HLA-DR・DQ・DP)は、抗原をヘルパーT細胞に提示する細胞に限って発現します。
【選択肢別解説】
1:× 血小板はクラスⅠ抗原をもちますが、クラスⅡ抗原はもちません。
血小板輸血不応の原因となるのはクラスⅠ抗原に対する抗体です。
2:× 好中球はクラスⅠ抗原をもちますが、通常クラスⅡ抗原は発現しません。
3:× 成熟した赤血球は核がなく、HLA抗原をほとんど発現しません。
クラスⅡ抗原ももちません。
4:× NK細胞は通常クラスⅠ抗原をもち、抗原提示を行う細胞ではありません。
クラスⅡ抗原をもつ代表的な細胞ではありません。
5:○ マクロファージは異物を取り込んで分解し、その断片をクラスⅡ抗原に載せてヘルパーT細胞に提示する抗原提示細胞です。
そのためクラスⅡ抗原を発現しています。
【ポイント】
クラスⅡ抗原をもつ細胞は、マクロファージ、樹状細胞、B細胞、活性化T細胞です。
クラスⅠ抗原はCD8陽性T細胞に、クラスⅡ抗原はCD4陽性T細胞に抗原を提示します。