正答2
解説
正解は2です。
糖尿病性腎症の早期は、通常の試験紙法では尿たんぱくが陰性のままです。
そこで、ごく少量のアルブミン(微量アルブミン尿)を測定して腎症を早く見つけます。
【選択肢別解説】
1:× ケトン体はインスリン作用の不足で脂肪分解が進んだときに増えます。
糖尿病性ケトアシドーシスの指標であり、腎症の早期発見には用いません。
2:○ 早期腎症では糸球体の障害により、微量のアルブミンが尿に漏れ出します。
尿アルブミン/クレアチニン比30〜299 mg/gCrが早期腎症(第2期)の基準とされています。
3:× 尿中ヘモグロビン(潜血)は血尿やヘモグロビン尿の指標です。
糸球体腎炎や尿路結石などで陽性となり、糖尿病性腎症の早期診断の指標ではありません。
4:× ウロビリノゲンは肝機能障害や溶血で増加する項目です。
腎症の評価には用いません。
5:× 尿中トランスフェリンも早期腎症で増加することが知られています。
しかし腎症の病期分類に用いられる標準の指標はアルブミンです。
【ポイント】
糖尿病性腎症は、微量アルブミン尿、持続性たんぱく尿、腎機能低下の順に進行します。
微量アルブミン尿の段階で血糖・血圧を厳格に管理すると、進行を抑えられる可能性があります。