正解を2つ選んでください。
正答1・3
解説
正解は1と3です。
IgA腎症は、糸球体のメサンギウム領域にIgAが沈着する慢性糸球体腎炎です。
日本では慢性糸球体腎炎の中で最も多い病型です。
【選択肢別解説】
1:○ IgA腎症はやや男性に多いとされます。
若年者に多く、学校や職場の健診の尿検査で発見されることがよくあります。
2:× IgA腎症で血圧が低下することはありません。
腎障害が進むと、むしろ高血圧を合併します。
3:○ 血尿はIgA腎症のほぼ必発の所見です。
持続する顕微鏡的血尿に加え、上気道感染の直後に肉眼的血尿がみられることがあります。
4:× 補体C3はIgAとともに糸球体のメサンギウム領域に沈着します。
遠位尿細管に沈着するわけではありません。
5:× IgA腎症の多くは年単位でゆっくり進行する慢性の経過をとります。
急速進行性の経過をとるのはまれです。
【ポイント】
IgA腎症の確定診断には腎生検の蛍光抗体法でメサンギウムへのIgA沈着を確認します。
上気道感染から1〜3日後の肉眼的血尿はIgA腎症、1〜2週後の血尿は溶連菌感染後糸球体腎炎、と潜伏期間で区別します。