正答1
解説
正解は1です。
ヘキソキナーゼ(HK)とグルコース-6-リン酸脱水素酵素(G6PD)の共役反応は、ATPの生成量をNADPHの増加に変換して測る仕組みです。
ATPを生成する酵素であるクレアチンキナーゼ(CK)の測定に用いられます。
【選択肢別解説】
1:○ CKはクレアチンリン酸とADPからATPを作ります。
生じたATPでHKがグルコースをリン酸化し、さらにG6PDがNADPHを生成するので、340 nmの吸光度の増加からCK活性を求めます。
2:× AST(アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ)は、生成したオキサロ酢酸をリンゴ酸脱水素酵素(MDH)と共役させて測定します。
NADHの減少を340 nmで測ります。
3:× ALP(アルカリホスファターゼ)は、4-ニトロフェニルリン酸を基質として遊離する4-ニトロフェノールの黄色を405 nm付近で測定します。
共役酵素は用いません。
4:× γ-GT(γ-グルタミルトランスフェラーゼ)は、合成基質から遊離するニトロアニリン誘導体の黄色を405 nm付近で測定します。
HK・G6PDは用いません。
5:× アミラーゼは、合成オリゴ糖基質を分解させ、α-グルコシダーゼとの共役で遊離する4-ニトロフェノールを測定します。
HK・G6PDは用いません。
【ポイント】
CKの測定では、赤血球由来のアデニル酸キナーゼの影響を抑えるためにAMPとAp5Aを加えます。
また、CKの活性化剤としてN-アセチルシステインを加えます。